TOP > 瀬戸内あじごよみ 懐凪 日記 > 清酒について-1-
日本酒はもともと濁酒(どぶろく)であった。
それが清酒(すみざけ)になったのは江戸時代(1600年頃)と言われている。
鴻池の酒造家で、ある男がうっぷんばらしに、灰を酒の中に放り込んだところ
沈殿し、上澄みが透きとおり清酒になったという言い伝えがある。
しかしすでに平安時代から清酒を作る方法が知られており、鎌倉時代には
かなりの量の清酒が造られていたらしい。
しかし広く庶民の間に清酒が広まったのは江戸時代に入ってから、
鴻池で清酒を造りはじめてからだと言う。